生活習慣病とは?症状からチェックまでご紹介

2020年6月16日

年齢を重ねるにつれ、身近な問題に感じる生活習慣病です。
今回は、生活習慣病について、徹底解説いたします。

症状と原因から、かかりやすい年齢、生活パターンを解説し、チェック項目もご用意いたしました。
治療法や、治療を受けながら報酬をもらえる方法もお伝えいたします。

生活習慣病について詳しく知りたい方は必見です。

生活習慣病とは?

三大疾病のおもな症状と原因

生活習慣病とはどんな症状が出る病気なのか、そして生活習慣病の原因とは何なのか、ご説明いたします。

生活習慣病の症状

生活習慣病という言葉は、ひとつの病気を指す言葉ではありません。

生活習慣病とは、生活習慣がその発症や進行に関与する疾患群(病気群)の総称であり、生活習慣病という大きなワクのなかにさまざまな疾患が含まれているのです。

生活習慣病に含まれるおもな疾患と、それぞれの疾患のおもな症状は以下のとおりです。

疾患名 おもな症状
悪性新生物(がん) がんの種類は数多くあるため症状もさまざまだが、ある程度がんが進行すると痛みや出血、リンパの腫れ、体重減少、疲労感、息切れ、筋力の低下、感覚の変化などの症状が出ることが多い
脳血管疾患(脳卒中) すべての脳卒中において出やすい症状として、手足のまひやしびれが挙げられる。そして、脳梗塞の場合はさらに、ものが二重に見える・ろれつがうまく回らないなどの症状が出るケースも多い。脳出血やくも膜下出血の場合は、非常に激しい頭痛・嘔吐・意識がなくなるなどの症状が出るケースが多い
心疾患 狭心症、心筋梗塞ともに胸の痛みの症状が出ることが多い。さらに心筋梗塞の場合は、胸の激しい痛みが持続するだけでなく、不安感や動悸、息切れ、冷や汗、めまい、脱力感などの症状も出ることが多い
動脈硬化症 動脈硬化の起こる場所によって症状が異なる。たとえば、心臓の冠動脈に硬化が起こった場合は狭心症や心筋梗塞、心不全などの症状が出やすく、脳動脈に硬化が起こった場合はめまいや頭痛、耳鳴り、記憶力の低下などの症状が出やすい。ただし、すべての動脈硬化症において自覚症状が出るわけではない。たとえば大動脈に硬化が起こっても、基本的にこれといった自覚症状は出ないことが多い
糖尿病 血液中を流れるブドウ糖(血糖)が細胞に取り込まれるようにするためのホルモンであるインスリンが十分に分泌されないために、血液中の血糖が多すぎる状態=高血糖の症状が出る。おもな自覚症状としてはのどの渇きや多飲多尿、異常な食欲増進、体重減少、足のしびれやむくみなどの違和感、疲れやすくなるなどが挙げられる
高血圧症 血圧を測れば、血圧が正常範囲を超えているという症状があることはわかる。しかし自覚症状はほとんどないため気づくのは困難。あまりに自覚症状が出にくいことから「サイレント・キラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれている
脂質異常症 血液検査をすれば、コレステロール値や中性脂肪値が異常であるという症状があることはわかるが、こちらも高血圧症と同様に自覚症状がほとんど出ない。血液検査の数値を見ないかぎり、脂質異常症になっていることに気づけることはほとんどない
肝硬変 肝硬変といっても初期で、まだ肝臓の機能が保たれている状態(代償性の時期)では自覚症状はほぼない。やがてだるさや食欲不振などの症状が出てくることがある。肝硬変が進行して肝臓機能に大きな問題が出てくる非代償性の時期になると、黄疸や肝性脳症、腹水、浮腫、食道胃静脈瘤(食道の静脈などに血液が溜まってこぶのようなものができる)などの深刻な症状が発現する
慢性腎不全 腎機能の低下にともなってまずは尿の回数が増える・夜間の尿量が増えるなど尿量の変化の症状が起こり、進行すると倦怠感や脱力感、貧血、吐き気、食欲不振、むくみ、手足のしびれ、皮膚のかゆみ、色素沈着、高血圧、心不全、肺水腫、意識障害、けいれんなどの症状も出てくる

上記はあくまでおもな生活習慣病の例であり、このほかにも肥満症やメタボリックシンドローム、循環器病、歯周病、高尿酸血症、アルコール性肝炎など、さまざまな疾患が生活習慣病に含まれます。

これら数ある生活習慣病のなかでもがんと脳卒中、心疾患は3大疾病と呼ばれており、日本人の死因の1〜3位までが、この3大疾病によるものです。

日頃から生活習慣という言葉はよく見聞きするだけに、生活習慣病という言葉のイメージだけではそれほど恐ろしさを感じない人が多いかもしれません。実際には、日本人の死因の多くを生活習慣病が占めているという、恐ろしい事実があることを理解しておく必要があります。

生活習慣病になる原因

生活習慣病の主原因は、まさにその名のとおり日々の生活習慣です。

栄養バランスがかたよった食事・運動不足・過度の飲酒・喫煙・過度のストレス・睡眠不足などの生活習慣の乱れが、こうした生活習慣病の発症リスクを高めるとされています。

生活習慣病かと思ったら?生活習慣病のセルフチェック

生活習慣病の発症リスクが高くなる年齢や生活パターンとはどういうものなのか、そして自分自身の生活習慣がどれだけ生活習慣リスクを高めているのか、それらについて見ていきましょう。

生活習慣病にかかりやすい年齢と生活パターン

生活習慣病にかかりやすい年齢の目安として挙げられるのは、40歳以上です。

生活習慣病のなかでも、とくに患者数も死亡者数も多い3大疾病であるがん、脳卒中、心疾患は、かつては「成人病」と呼ばれていました。

成人病による死亡率は40歳前後から高くなってなり、40~60歳くらいの働き盛りに多いと提唱されてきました。
40歳というのがひとつの目安になっているのでしょう。

そして生活習慣病のリスクが高い生活パターンとしては、生活習慣病になる原因のご説明時に述べたとおり、栄養バランスがかたよった食事・運動不足・過度の飲酒・喫煙・過度のストレス・睡眠不足など、乱れた生活習慣が挙げられます。

生活習慣病リスクのチェック

あなたの生活習慣病リスクはどのくらいか、この機会にチェックしてみましょう。以下の項目にいくつ当てはまるか、カウントしてみてください。

生活習慣病リスクチェック項目

・食事はお腹いっぱい食べる

・味付けの濃い料理を好む

・脂っこい料理を好む

・野菜はあまり食べない

・魚料理はあまり食べずに肉をよく食べる

・インスタント食品をよく食べる

・外食の機会が多い

・朝食抜きになることが多い

・夜遅く(夜10時以降)に夕食や夜食を食べることが多い

・毎日の間食は欠かせない

・清涼飲料水を好んで飲む

・仕事はデスクワーク

・運動不足だと感じる

・歩く機会が少ない

・電車やバスの座席が空いていたら必ず座る

・階段よりもエスカレーターやエレベーターを利用する

・休日は疲れをとるためにゴロゴロしている

・体が硬くなったと思う

・体のコリに困っている

・朝起きた時点からだるさや疲れを感じる

・几帳面な性格だと思う

・1日の睡眠時間が6時間未満

・寝つきが悪い

・睡眠中何度も目が覚める、眠りが浅いなど睡眠の質が悪いと感じる

・日々、強いストレスを感じている

・多忙で心に余裕がない

・大きな悩みを抱えている

・無趣味だと思う

・入浴は湯船につからずシャワーだけで済ませることが多い

・お酒が好きで毎日のように飲む

・お酒を飲むときは、食べ物はあまり食べない

・深夜まで飲んでいることもある

・1日あたりの飲酒量がビールなら中ビン3本、日本酒なら3合、焼酎なら2.5合を超える

・イライラすると飲酒量が増える

・喫煙の習慣がある

・喫煙本数は1日10本以上

・イライラすると喫煙本数が増える

・家族や職場の同僚に喫煙者がいるなど、受動喫煙の機会が多い

当てはまる項目が10個未満なら生活習慣病リスクはそれほど高くありませんが、10個以上当てはまった場合は要注意です。
さらに20個以上該当した場合は生活習慣に相当な問題があると考えられます。改善を心がけることが必要です。

生活習慣病の治療方法とは

3大疾病のおもな治療方法

生活習慣病は、生活習慣が発症や進行に関与する疾患群(病気群)の総称です。生活習慣病のなかにはさまざまな病気が含まれております。
そのため、治療方法は病気の種類によって異なります。

たとえば、患者数と死亡数が多いがん・脳卒中・心疾患の3大疾病のおもな治療方法としては以下のようなものが挙げられます。

疾患名 おもな治療方法
悪性新生物(がん) 手術(外科治療)
薬物療法
放射線治療
造血幹細胞移植
免疫療法
ホルモン療法
集学的治療(症状に合わせて複数の治療法を組み合わせる)
脳血管疾患(脳卒中) 脳梗塞:血栓を溶かすt-PAの注射または血管内治療による、詰まった血管の再開通
脳出血:基本は薬物療法(血圧降下剤・止血剤・抗浮腫剤など)、出血量が多い場合は外科手術をするケースもある
くも膜下出血:開頭クリッピング術や血管内コイル塞栓術などの脳神経外科手術
心疾患 狭心症:基本は薬物療法、場合によっては冠動脈バイパス術や冠動脈形成術(風船療法)などの手術
心筋梗塞:血栓溶解療法や冠動脈形成術(風船療法)など

生活習慣病治療を受けながら報酬がもらえる方法もある

生活習慣病を治療中の方のなかには、治療費の負担が大きいと感じている方も少なくありません。

生活習慣病の治療を受けながら、報酬がもらえる方法もあります。それは、生活習慣病に関する治験への参加です。
治験に参加すれば新しい薬や治療法などがいち早く試せるというメリットがあるだけでなく、治験の協力費として報酬がもらえるというメリットもあります。

治験で得た報酬を今後の生活習慣病治療費にあてていく、という形にすれば、負担を減らす助けになるでしょう。

生活習慣病の発症リスクを下げるために大切なのは日々の生活

生活習慣病とはひとつの病気を指す言葉ではありません。多種多様な病気が含まれています。
すべての生活習慣病において共通しているのは、生活習慣を見直して改善することが、発症リスクの低減につながるということです。

ご紹介したセルフチェックなどを生かして、生活習慣を健全化していきましょう。

ここで解決!治験に関するFAQ

治験とはなんですか?
治験とは、『医薬品の製造販売承認申請の際に提出すべき資料のうち臨床試験の試験成績に関する資料の収集を目的とする試験の実施』、つまり、「国から薬としての販売承認を受けるために行う臨床試験」のことです。
治験ボランティアはアルバイト/バイトなのですか?
法的にはアルバイト/バイトではありません。治験ボランティア参加は負担軽減費(謝礼金)の支給がありますが、時間的拘束や、交通費などの負担を軽減する目的でお支払いするもので、治験協力費ともよばれます。
治験って安全ですか?副作用はありませんか?
治験薬は事前に生体への安全性を確認し、問題ないと予想されるものだけが使用され、治験実施についても、国の基準に沿い、参加者の方の安全に配慮した綿密な治験実施計画書に基づいて慎重に進められています。
健康被害が生じた場合は?
治験薬の副作用などにより、何らかの健康被害が生じた場合には、治験薬との因果関係が否定できない場合に限り、治験依頼者(製薬メーカー)から補償を受けることができます。補償の扱いは治験により異なりますので、それぞれの治験説明の際、医師や治験コーディネーターが詳しくお話しします。
都合のいい日程で参加ができますか?
治験の日程は予め決められております。決められた期間内での選択できる場合は、その日程内で調整していただきます。