不整脈は多くの人が経験する症状であり、必ずしも深刻なものではありません。しかし、中には注意が必要なケースもあります。

この記事では、「不整脈 気をつけること」に焦点を当て、日常生活で実践できる具体的な対策、不整脈を感じた時の対処法、そして不安を軽減するための心構えまで、不整脈と上手に付き合うための情報を網羅的に解説します。

この記事を読めば、不整脈との付き合い方に自信を持ち、より安心して日々を過ごせるようになるでしょう。

※この記事は疾患啓発を目的としています。

不整脈でお困りの方、心不全リスクへ備えたい方へ

治験という方法で負担軽減費を受け取りながら、より良い治療の選択肢を見つける方が増えています。

※負担軽減費とは:治験協力者が負担する交通費や時間的拘束などがあるためお金が支給されます。

治験ジャパンでは参加者の皆様に医療費の負担を軽減しながら、最新治療を受ける機会のご提供が可能です。

  • 通院1回につき1万円程度、入院1泊あたり2万円程度が負担軽減費の相場

安心・信頼できる試験のみを紹介しており、安全に配慮された環境下で行われます。

詳しくはこちらから

不整脈とは?種類と原因を知る

健康な人にも起こる不整脈「期外収縮」とは

期外収縮は、正常な心臓のリズムの合間に、予想より早く予備の拍動が起こる状態です。

これは最も一般的な不整脈であり、健康な人でも疲労やストレス、睡眠不足などが重なったときによく経験します。

胸が一瞬ドクンとしたり、脈が飛ぶように感じたりすることが特徴です。

基礎疾患がなければ特別な治療は不要なことも

多くの場合、基礎疾患がなければ特別な治療は必要なく、生活習慣の見直しで改善することが期待できます。

過度に心配しすぎず、まずは自身の体調を振り返るサインとして捉えることが大切です(参考:国立循環器病研究センター 1)(参考:国立病院機構 岩国医療センター 2)。

注意すべき不整脈の種類(頻脈・徐脈・心房細動など)

一方で、治療や経過観察が必要な不整脈もあります。

  • 頻脈: 脈が異常に速くなる「頻脈」は、動悸や息切れ、めまいを引き起こすことがあります。
  • 徐脈: 逆に脈が遅くなる「徐脈」では、脳への血流が不足して失神や強い疲労感を生じることがあります。
  • 心房細動: また、心房が細かく震えて血液をうまく送り出せなくなる「心房細動」は、心臓内に血栓ができやすくなり、脳梗塞の原因となるため特に注意が必要です。

これらの症状が疑われる場合は、早めに医療機関を受診して正確な診断を受けることが重要です(参考:国立循環器病研究センター 1)(参考:日本医科大学 3)。

不整脈の主な原因(生活習慣、ストレス、基礎疾患)

不整脈の原因は多岐にわたります。高血圧や糖尿病といった生活習慣病、心筋梗塞や心不全などの心臓の基礎疾患が引き金となることが多いです。

また、加齢に伴う心臓の機能変化も影響します。

生活習慣の乱れも大きな要因に

しかし、病気だけでなく、日常のストレス、過労、睡眠不足、過度なアルコールやカフェインの摂取、喫煙といった生活習慣の乱れも、自律神経のバランスを崩し不整脈を誘発する大きな要因となります。

つまり、日常生活の過ごし方が心臓のリズムに直結していると言えます(参考:慶應義塾大学病院 4)(参考:国立病院機構 岩国医療センター 2)。

不整脈の人が日常生活で「気をつけること」

不整脈と診断された場合、あるいは不整脈を予防したい場合、日々の生活習慣を見直すことが何よりの対策となります。

ここでは、日常生活の中で具体的に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

食事:塩分・脂肪分を控え、バランス良く摂るポイント

心臓への負担を減らすためには、毎日の食事が非常に重要です。

不整脈の引き金となる高血圧や生活習慣病を予防する観点から、塩分の摂りすぎには十分注意しましょう。

1日の塩分摂取量は6グラム未満を目標に、出汁の旨味や香辛料を活用して薄味に慣れることが大切です。

バランスの良い食事のポイント

また、動脈硬化を防ぐために、動物性脂肪やコレステロールの多い食品は控えめにし、大豆製品、野菜、海藻類を積極的に取り入れましょう。

栄養バランスの整った食事は、心臓だけでなく全身の健康維持に役立ちます(参考:難病情報センター 5)(参考:国立循環器病研究センター 6)。

運動:無理なく続ける適度な運動と、避けるべき運動

無理なく続ける適度な運動

適度な有酸素運動は、心肺機能を高め、自律神経の働きを整える効果があるため、不整脈の予防や管理に有効です。

ウォーキングや軽いジョギング、水泳などを、息が弾む程度の無理のないペースで継続することが理想的です。

避けるべき運動

ただし、重いものを急に持ち上げるような無酸素運動や、息を止めて力むような激しい筋力トレーニングは、急激に血圧を上昇させ心臓に強い負担をかけるため避けるべきです。

運動を始める前には、必ず主治医に相談し、自分に適した運動強度を確認してください(参考:国立循環器病研究センター 1)。

飲酒・喫煙:不整脈への影響と控える重要性

アルコールとタバコは不整脈の大きな引き金に

アルコールとタバコは、不整脈の大きな引き金となります。

過度な飲酒は交感神経を刺激し、心拍数を増やして血圧を上昇させるため、期外収縮や心房細動を誘発しやすくなります。お酒を楽しむ場合は適量を守り、休肝日を設けることが必須です。

一方、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、心臓に直接的なダメージを与えます。

喫煙は不整脈だけでなく、あらゆる心血管疾患のリスクを跳ね上げるため、禁煙は不整脈治療において最も重要かつ効果的なアプローチの一つです(参考:慶應義塾大学病院 4)。

ストレス:上手に解消するためのヒント

精神的なストレスや緊張状態が続くと、交感神経が優位になり、心拍数が上がって不整脈が起こりやすくなります。

現代社会でストレスを完全に無くすことは困難ですが、自分なりの解消法を見つけて溜め込まない工夫が必要です。

リラックスできる時間を作る

趣味の時間を持つ、自然に触れる、親しい人と会話を楽しむなど、心からリラックスできる時間を作りましょう。

また、深呼吸や瞑想、ヨガなども自律神経を整えるのに効果的です。心が穏やかになれば、心臓のリズムも自然と落ち着きを取り戻します(参考:国立病院機構 岩国医療センター 2)。

睡眠・休息:十分な量と質の確保

睡眠不足や過労は、心臓の回復を妨げ、不整脈を引き起こす直接的な原因となります。

成人の場合、1日に7時間程度の質の高い睡眠を確保することが推奨されています。

就寝前はスマートフォンやパソコンの画面を見るのを控え、ぬるめのお湯で入浴するなどして、副交感神経を優位に切り替える準備をしましょう。

日中も無理をせず、疲れを感じたらこまめに休息をとることが、心臓を休ませるために大切です(参考:国立循環器病研究センター 7)。

体重管理:適正体重を維持するメリット

肥満、特に内臓脂肪型の肥満は、高血圧や糖尿病、脂質異常症を招きやすく、これらが連鎖して心臓に負担をかけ、不整脈のリスクを増大させます。

また、肥満は睡眠時無呼吸症候群の一般的な原因にもなり、睡眠中の低酸素状態が心房細動などの不整脈を引き起こすことも知られています。

適正な体重を維持することは、これらのリスクをまとめて軽減し、心臓への物理的な負担を減らすために非常に有効です。

食事と運動のバランスを見直し、健康的な体重管理に努めましょう(参考:千葉大学医学部附属病院 8)。

カフェイン:摂取量の見直しと注意点

コーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、交感神経を刺激する作用があります。

適量であれば問題ありませんが、過剰に摂取すると動悸や脈の乱れを感じやすくなります。

特に不整脈の症状がある方や、カフェインに敏感な方は、1日の摂取量をコーヒー1〜2杯程度に抑えるか、ノンカフェインの飲料に切り替えることをおすすめします。

水分補給は、水や麦茶などカフェインを含まないものを中心に行いましょう(参考:国立病院機構 岩国医療センター 2)(参考:慶應義塾大学病院 4)。

薬の服用:指示通りの継続と自己判断の危険性

自己判断での服薬中止は大変危険です

不整脈の治療のために薬を処方されている場合、医師の指示通りに正しく服用し続けることが何よりも重要です。

症状が落ち着いたからといって自己判断で薬を減らしたり、飲むのをやめたりすると、突然危険な不整脈が再発したり、脳梗塞などの重大な合併症を引き起こす恐れがあります。

薬の副作用が気になる場合や、飲み忘れが多い場合は、一人で悩まずに必ずかかりつけ医や薬剤師に相談してください。

「不整脈を感じたら」どうする?具体的な対処法

まずは落ち着いて症状を観察する

  1. 安全な場所で安静にする: 不整脈を感じたら、まずは安全な場所で座るか横になり、安静にしてください。
  2. 深呼吸で落ち着く: 深呼吸をゆっくりと繰り返し、気持ちを落ち着かせることが第一です。
  3. 症状を冷静に観察する: その上で、脈の速さやリズム、症状が始まった時間、どれくらい続いているか、胸の痛みや息苦しさなどの他の症状がないかを冷静に観察しましょう。
  4. 心拍数を確認する: 可能であれば、手首で脈をとって1分間の心拍数を確認しておくと、後で医師に状況を伝える際に非常に役立ちます。

かかりつけ医への相談のタイミング

数分で症状が治まり、その後も体調に変化がない場合は、過度に心配する必要はないことが多いです。

しかし、不整脈の頻度が増えてきた、症状が長く続くようになった、あるいは不快感が強いといった場合は、次回の診察を待たずに早めにかかりつけ医に相談しましょう。

また、健康診断で心電図の異常を指摘された場合も、自覚症状の有無にかかわらず、一度循環器内科などの専門医を受診して詳しい検査を受けることをおすすめします(参考:国立循環器病研究センター 1)。

緊急時に備えて知っておくべきこと

不整脈の中には、一刻も早い処置が必要なものもあります。万が一に備えて、自宅の近くにある救急対応可能な病院を把握しておきましょう。

また、自分が服用している薬の名前や量、基礎疾患などの医療情報をまとめたメモやお薬手帳を常に携帯しておくことで、緊急時に医療スタッフへ正確な情報を伝えることができます。

家族にも自分の病状や、いざという時の連絡先を共有しておくことで、より安心な環境を整えることができます。

見逃さないで!危険な不整脈のサインと受診の目安

すぐに受診すべき症状とは(めまい、失神、胸痛、激しい息切れなど)

脈の乱れに加えて、以下のような症状が伴う場合は危険なサインです。

ためらわずに救急車を呼ぶか、直ちに救急外来を受診してください。

  • 目の前が暗くなるような強いめまいや、気を失う(失神)
  • 胸を強く締め付けられるような激しい痛みや圧迫感
  • 少し動いただけで息が上がり、横になっても息苦しい
  • 突然の冷や汗や、吐き気を伴う強い動悸

これらの症状は、心臓が全身に十分な血液を送り出せていない、あるいは心筋梗塞などを併発している可能性を示唆しています(参考:国立循環器病研究センター 1)。

放置するとどうなる?不整脈が引き起こすリスク(脳梗塞、心不全、突然死など)

重大なリスクを引き起こす恐れも

危険な不整脈を治療せずに放置すると、取り返しのつかない結果を招く恐れがあります。代表的なリスクが心房細動による脳梗塞です。

心臓内でできた血栓が脳の血管に詰まることで、重篤な後遺症を残す危険性があります。

また、長期間にわたって心臓に負担がかかり続けると、心臓のポンプ機能が低下する心不全へと進行します。

さらに、致死性不整脈は、発症から数分で脳への血流が途絶え、突然死を引き起こす極めて危険な状態です(参考:国立循環器病研究センター 1)。

定期的な健診の重要性

定期健診による早期発見が重要です

不整脈の中には、自覚症状が全くないまま進行するものも少なくありません。

そのため、自覚症状に頼るだけでなく、年に一度は必ず健康診断を受け、心電図検査で心臓の状態を客観的にチェックすることが重要です。

特に、高血圧や糖尿病などのリスク要因を持っている方、身内に心臓病の人がいる方は、定期的な検査を欠かさないようにしましょう。

早期発見と早期介入が、不整脈による重篤なリスクを回避するための最大の防御策です。

治験を試すのも一つの方法

病院で直接治療を受ける以外に、治験に参加するというのもひとつの手段です。日本では不整脈でお困りの方、心不全リスクへ備えたい方に向け治験が行われています。

治験ジャパンでも治験協力者を募集しています。例えば過去には東京や神奈川、大阪などの施設で行われた試験もありました。治験にご参加いただくメリットとして挙げられるのは、主に下記3点です。

  • 最新の治療をいち早く受けられることがある
  • 専門医によるサポート、アドバイスが受けられる
  • 治療費や通院交通費などの負担を軽減する目的で負担軽減費が受け取れる

ご自身の健康に向き合うという意味でも、治験という選択肢を検討してみるのも良いでしょう。実施される試験は全て、安全に配慮された状況下で行われます。

治験ジャパンに登録する

不整脈と上手に付き合うための心構え

「気にしすぎない」ことが心身に与える影響

不整脈を気にしすぎるあまり、常に脈を測ったり、少しの動悸で不安に陥ったりする状態は、心身に悪影響を及ぼします。

強い不安や恐怖などのストレスは交感神経を過剰に刺激し、さらなる不整脈を誘発するという悪循環を生み出します。

心配のない不整脈と診断されているのであれば、神経質になりすぎず、たまには脈も飛ぶものだとおおらかに構えることが大切です。

気にしない努力をすることが、結果的に不整脈を落ち着かせる近道になります(参考:国立病院機構 岩国医療センター 2)。

家族や周囲への理解を求める

不整脈の症状や不安は、外見からは分かりにくいため、一人で抱え込んでしまいがちです。

家族や職場の親しい人には、自分の現状や、どのような時に体調を崩しやすいのかを素直に伝えておきましょう。

周囲の理解とサポートが得られるだけで、精神的な負担は大きく軽減されます。

また、いざという時の対応をお願いしておくことで、自分自身の安心感にもつながります。

治療と向き合い、前向きな生活を送るヒント

ポジティブな気持ちで生活を楽しむ

不整脈があるからといって、やりたいことを全て我慢する必要はありません。

主治医と相談しながら、自分にできる範囲で趣味や旅行、適度な運動を楽しむことが、前向きな気持ちを維持するために重要です。

生活習慣の改善も、制限されていると捉えるのではなく、より健康になるためのステップとポジティブに変換してみましょう。

正しい知識を持ち、適切な管理を行えば、不整脈があっても充実した豊かな毎日を送ることは十分に可能です。

不整脈に関するよくある疑問

不整脈の人で「やってはいけないこと」はありますか?

激しい運動を制限されている場合、息を止めて力むような無酸素運動や、急激な心拍数の上昇を伴う激しいスポーツはやってはいけません。また、極端な温度差は心臓に大きな負担をかけるため、寒い日の急な外出や、熱いお風呂への急な入浴は避けてください。自己判断での服薬中止や、過度な飲酒・喫煙も厳禁です。

不整脈に良い食べ物、悪い食べ物はありますか?

特定の食べ物で不整脈が完全に治るわけではありませんが、大豆製品、野菜、海藻類などは、血管の健康を保ち心臓への負担を減らすため良い食べ物と言えます。

一方、塩分の多い加工食品、動物性脂肪の多い肉類、過剰なカフェインやアルコールは、血圧を上げたり自律神経を乱したりするため、不整脈にとっては控えるべき悪い食べ物となります。

不整脈は運動で治りますか?

運動だけで不整脈が完全に治るわけではありません。しかし、ウォーキングなどの適度な有酸素運動は、自律神経のバランスを整え、心肺機能を向上させ、肥満を解消する効果があるため、不整脈の予防や症状の軽減には非常に有効です。

ただし、不整脈の種類や重症度によっては運動が危険な場合もあるため、必ず主治医の許可を得てから適切な強度で開始してください。

不整脈の突然死は防げますか?

すべての予期せぬ事態を完全に防ぐことは困難ですが、リスクを大幅に下げることは可能です。最も重要なのは、定期的な健康診断や心電図検査を受け、危険な不整脈や心臓の基礎疾患を早期に発見することです。そして、指示に従い適切な治療を継続し、禁煙や食事改善などの生活習慣の見直しを徹底することが、リスクを回避するための最大の防波堤となります。

まとめ

不整脈と上手に付き合い、健康的な毎日を

不整脈は、適切な知識を持ち、日常生活で気をつけることを実践することで、多くの場合上手にコントロールできる症状です。

食事のバランスを見直し、無理のない運動を心がけ、飲酒・喫煙・ストレス・睡眠といった生活習慣全般を改善することが、心臓を守るための基本となります。

また、危険なサインを見逃さず、不安な症状がある時は迷わず専門医に相談することが大切です。

必要以上に恐れたり気にしすぎたりせず、正しい対処法を知って心にゆとりを持つことが、不整脈との良好な付き合い方につながります。

この記事でお伝えした情報を参考に、ご自身の生活習慣を少しずつ見直し、安心で健康的な毎日をお過ごしください。