「最近、生理痛が以前より重くなった気がする」
「30代になってから、同世代で婦人科系の病気になる友人が増えて不安」
年齢を重ねるにつれて、このような体の変化や不安を感じることはありませんか?
女性の体は、ライフステージごとのホルモンバランスの変化に大きく影響を受けます。
そのため、特定の年齢や体質、ライフスタイルによって「婦人科系の病気になりやすい時期」や「なりやすい人の傾向」が存在するのは事実です。
しかし、これは「リスクがあるから怖い」ということではありません。
自分の体がどのような傾向にあるかを知っておくことは、病気を未然に防ぎ、早期発見するための最強の武器になります。
この記事では、婦人科系の病気になりやすい人の共通点や、年代別に注意すべき疾患、見逃してはいけないサインについて詳しく解説します。
※この記事は疾患啓発を目的としています。

治験という方法で負担軽減費を受け取りながら、より良い治療の選択肢を見つける方が増えています。
※負担軽減費とは:治験協力者が負担する交通費や時間的拘束などがあるためお金が支給されます。
治験ジャパンでは参加者の皆様に医療費の負担を軽減しながら、最新治療を受ける機会のご提供が可能です。
通院1回につき1万円程度、入院1泊あたり2万円程度が負担軽減費の相場
安心・信頼できるのみ試験を紹介しており、安全に配慮された環境下で行われます。
婦人科系の病気になりやすい共通の特徴
婦人科系の疾患は多岐にわたりますが、発症には「女性ホルモンの動き」や「生活背景」が深く関わっています。
特に現代女性に多く見られる「なりやすい人」の特徴には、以下の3つのポイントが挙げられます。
1. 初経が早い・出産回数が少ない(排卵回数が多い)
実は、現代女性は昔の女性に比べて「生涯の生理(排卵)の回数」が圧倒的に増えています。
かつての女性は多産で、授乳期間も長かったため、生理が止まっている期間が長くありました。
一方、現代は初経が早まり、出産回数が減ったことで、一生のうちに経験する生理の回数は昔の約9倍(約450回)にもなると言われています(参考:厚生労働省 1)。
毎月の排卵と月経は、子宮や卵巣にとっては細胞の傷と修復を繰り返す負担のかかる作業です。
- なりやすい病気: 子宮内膜症、卵巣がん、子宮体がん
- これらは「エストロゲンにさらされる期間が長いこと」や「排卵による卵巣被膜の損傷」がリスク因子となるため、生理の回数が多い人ほど発症リスクが高まる傾向にあります。
2. 女性ホルモン(エストロゲン)のバランスと体型
女性らしさをつくるホルモン「エストロゲン」は不可欠なものですが、過剰に分泌されたり、バランスが崩れたりすることが病気の引き金になることがあります。
特に注意したいのが肥満傾向の方です。
閉経後などは卵巣以外に脂肪組織からもエストロゲンが作られるため、過剰なエストロゲンが子宮内膜を増殖させ続け、子宮体がんのリスクを高めることが知られています(参考:国立がん研究センター 2)。
逆に、過度なダイエットで痩せすぎている場合も、ホルモンバランスが乱れ、月経不順や無月経による将来的な不妊リスクにつながる可能性があります。
3. ストレス過多・喫煙習慣などの生活習慣
「ストレスは万病の元」と言われますが、婦人科系においても例外ではありません。
過度なストレスや睡眠不足は、脳の視床下部に影響を与え、自律神経やホルモン分泌の指令を狂わせます。
これにより生理不順や無排卵が引き起こされることがあります。
また、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)に関しては、喫煙習慣がウイルスの排除を妨げ、がん化のリスクを高めることが明らかになっています(参考:国立がん研究センター 3)。
【年代別】発症しやすい婦人科系疾患と注意点

女性の体は年齢とともに劇的に変化します。
ここでは年代別に「かかりやすい病気」と「どんな人がなりやすいか」を解説します。
20代~30代前半(性成熟期):子宮頸がん・子宮内膜症
この時期は女性ホルモンの分泌が活発で、仕事やプライベートも充実する時期ですが、トラブルも増え始めます。
- 子宮頸がん
- なりやすい人: 性交渉の経験がある全ての人(HPV感染が主な原因)。特に喫煙者はリスクが高まります。
- 特徴: 20代〜30代の若い世代で罹患率が増加しています。「若いからがんにはならない」という思い込みが一番危険です。初期には自覚症状がほとんどありません。
- 子宮内膜症
- なりやすい人: 生理痛が重い人、初経が早かった人、妊娠・出産の経験が少ない人。
- 特徴: 生理のたびに進行し、激しい痛みや将来の不妊の原因になります(参考:日本産科婦人科学会 4)。
30代後半~40代(プレ更年期):子宮筋腫・乳がん
エストロゲンの分泌期間が長くなり、蓄積された影響が出てくる時期です。
- 子宮筋腫
- なりやすい人: 30代以上の女性(30歳以上の20〜30%にみられると言われます)(参考:日本産科婦人科学会 5)。
- 特徴: 良性の腫瘍ですが、場所や大きさによっては過多月経(出血量が多い)や貧血、頻尿などを引き起こします。
- 乳がん
- なりやすい人: 高齢初産、未出産、授乳経験がない、アルコール摂取が多い人など。
- 特徴: 日本人女性では40代後半〜50代前半に発症のピークがあります。
50代以降(更年期・閉経後):子宮体がん・卵巣がん
閉経前後はホルモンバランスが激変し、これまでとは違う病気のリスクが高まります。
- 子宮体がん(子宮内膜がん)
- なりやすい人: 閉経前後の方、肥満傾向、糖尿病・高血圧のある方、出産経験がない方。
- 特徴: 子宮頸がんとは異なり、子宮の奥(内膜)にできるがんです。一番のサインは「不正出血」です。
- 卵巣がん
- なりやすい人: 40代〜60代、遺伝的要因(家族歴)、排卵回数が多い方。
- 特徴: 「サイレントキラー」とも呼ばれ、初期症状が出にくいのが特徴です。お腹が張る、スカートがきつくなるといった症状で気づくこともあります(参考:国立がん研究センター 6)。
要注意!見逃してはいけない「病気のサイン」
「自分はなりやすい人に当てはまるかも」と思っても、過度に不安になる必要はありません。
しかし、体からのSOSサインを見逃さないことが重要です。
以下の症状がある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
1. 生理の異常(量が多い、痛みが強い)
- ナプキンが1時間もたないほど出血が多い(過多月経)。
- レバー状の大きな塊が出る。
- 鎮痛剤が効かない、寝込むほど生理痛が重い(月経困難症)。 これらは子宮筋腫や子宮内膜症の代表的なサインです。「体質だから」と放置せず、相談してください。
2. 不正出血・おりものの変化
- 生理期間以外に出血がある。
- 閉経後に出血があった(たとえ少量でも)。
- 性交時に出血する。
- おりものの色がおかしい、においがきつい。 不正出血は、子宮頸がんや子宮体がん、ポリープなどの重要なサインである可能性があります。特に閉経後の出血は、ためらわずに受診が必要です。
3. 腹部膨満感・頻尿・便秘
- 最近お腹が出てきた(太っただけだと思っている)。
- トイレが近くなった、便秘がちになった。 子宮筋腫や卵巣腫瘍が大きくなると、膀胱や腸を圧迫したり、お腹が出てきたりします。内科に行っても原因がわからない場合、婦人科系の疾患が隠れていることがあります。
リスクを下げるために今できる対策と検診
婦人科系の病気になりやすい要因には、遺伝や年齢など変えられないものもありますが、自分でコントロールできるリスクもあります。
ライフスタイルでのケア
- ストレスを溜めない・睡眠をとる:
- 自律神経を整え、ホルモンバランスを安定させることが第一です。
- 体を冷やさない:
- 血行不良は生理痛の悪化などを招く一因と考えられています。
- 禁煙する:
- 喫煙は子宮頸がんのリスクを高めるだけでなく、女性ホルモンの分泌を低下させ、閉経を早める要因にもなります。
定期検診が最大の防御
最も確実な対策は「症状がなくても定期検診を受けること」です。
- 子宮頸がん検診:
- 20歳を過ぎたら2年に1回(自治体の補助などが利用できます)。
- 婦人科超音波(エコー)検査:
- 子宮頸がん検診だけでは、子宮筋腫や卵巣の病気は見つかりにくい場合があります。できればオプションやドックで超音波検査も併用すると安心です。

病院で直接治療を受ける以外に、治験に参加するというのもひとつの手段です。日本では婦人科系の疾患でお困りの方に向け治験が行われています。
治験ジャパンでも治験協力者を募集しています。例えば過去には東京や神奈川、大阪などの施設で行われた試験もありました。
治験にご参加いただくメリットとして挙げられるのは、主に下記3点です。
最新の治療をいち早く受けられることがある
専門医によるサポート、アドバイスが受けられる
治療費や通院交通費などの負担を軽減する目的で負担軽減費が受け取れる
ご自身の健康に向き合うという意味でも、治験という選択肢を検討してみるのも良いでしょう。実施される試験は全て、安全に配慮された状況下で行われます。
まとめ
「婦人科系の病気になりやすい人」とは、特別な誰かではなく、現代を生きる多くの女性が当てはまる可能性があります。
特に「生理痛が重い」「ストレスが多い」「30代以降」という方は、体が変化のサインを出しているかもしれません。
- 生理の回数が多い現代女性は、子宮や卵巣への負担が大きい。
- 20〜30代は子宮頸がん・内膜症、40代以降は筋腫・体がん・卵巣がんに注意。
- 生理痛の悪化や不正出血は放置せず受診する。
この3つを心に留めておくだけで、リスク管理は大きく変わります。 自分の体を守れるのは自分だけです。
「忙しいから」と後回しにせず、年に一度は自分の体と向き合う時間(検診)を作ってあげてください。
参考資料・文献一覧
- 厚生労働省「女性活躍と月経、不妊治療、更年期等に関する施策及び現状について」 https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001247948.pdf
- 国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス:子宮体がん(子宮内膜がん)予防・検診」 https://ganjoho.jp/public/cancer/corpus_uteri/prevention_screening.html
- 国立研究開発法人国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言:喫煙と子宮頸がんリスク」 https://epi.ncc.go.jp/can_prev/evaluation/8230.html
- 公益社団法人日本産科婦人科学会「子宮内膜症」 https://www.jsog.or.jp/citizen/5712/
- 公益社団法人日本産科婦人科学会「子宮筋腫」 https://www.jsog.or.jp/citizen/5711/
- 国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス:卵巣がん」 https://ganjoho.jp/public/cancer/ovary/index.html
