出典 : > 心房細動週間ウェブサイトより
心房細動とは
「心房細動」とは、不整脈の一種で、心房内の電気信号の乱れによって、
血液をうまく全身に送り出せなくなる病気です。
また、心房細動には短時間だけ起こるがすぐ元に戻る発作性心房細動や
持続性心房細動という、長時間乱れが続くものがあります。
原因
心臓は体中に血液を一定のペースで血液を送り出しています。
心臓が規則正しく収縮するためには、
心臓を構成する右心房にある洞結節という場所から、
規則正しく電気信号が発信される必要があります。
それによって心臓の筋肉が反応し正常に動作しますが、
心房細動の症状がある方は洞結節以外の場所から
異常な電気信号に発生することにより、
心房内の電気信号が乱れ、心房が細かく震えて動く状態が引きおこることが原因です。
症状
脈の乱れ、動悸、息苦しさ、運動時の疲労感、
めまい、胸部の痛みや不快感などの症状が起こります。
また、心房細動が原因で心房の中で血液のかたまりができ、
それが血流に乗り流れ、脳や他の臓器の血管を詰まらせることによって、
脳梗塞や全身性塞栓症などの合併症を引き起こす可能性があります。
なりやすい人の特徴
日本人の1~2%が心房細動だと推定されてるため、
およそ100~200万人いると言われています。
加齢に伴い引き起こす傾向があるため、
高齢者に特に多くみられ、80歳以上の男性では10%以上おり、
それ以外の年代も、40%の方は症状がなく、気づいていない方もいる病気です。
特に高血圧・糖尿病・心筋梗塞・心不全メタボリックシンドロームの持病がある方や
飲酒・喫煙の習慣がある方は心房細動を起こしやすので注意が必要です。
治療方法
アブレーション手術や、電気ショック、抗凝固薬などの薬物療法などが主な治療方法となりますが、
食事、運動、睡眠などの生活習慣を見直し、血糖値や血圧値を完了することも重要です。
より効果的な治療薬は治験によって生まれる
現在、心房細動の治療だけでも数多くの薬がありますが、
それでも心房細動で悩む人はとても多いです。
より効果的な治療薬を世の中に送り出すために、
製薬会社は日夜努力を重ねています。
製薬会社が開発した薬を必要な人に
届けるためには治験が欠かせません。
治験は新しい薬を承認してもらうために欠かせないプロセスで、
治験を行うには治験モニターが必要です。
治験モニターになることは多くの人を救うことに繋がります。
治験は安全性を確保したうえで行われていますので、
応募条件をクリアしている方はぜひ治験への参加もご検討ください。
心房細動に悩まされたら病院を受診しましょう
症状に心当たりがある方や、疑いがある方は、まず病院を受診するようにしてください。
また予防の為にも生活習慣を改善することも、健康にはとてもいいことなので
この機会に生活習慣も見直してみましょう。
ここで解決!治験に関するFAQ
- 治験とはなんですか?
- 治験とは、『医薬品の製造販売承認申請の際に提出すべき資料のうち臨床試験の試験成績に関する資料の収集を目的とする試験の実施』、つまり、「国から薬としての販売承認を受けるために行う臨床試験」のことです。
- 治験ボランティアはアルバイト/バイトなのですか?
- 法的にはアルバイト/バイトではありません。治験ボランティア参加は負担軽減費(謝礼金)の支給がありますが、時間的拘束や、交通費などの負担を軽減する目的でお支払いするもので、治験協力費ともよばれます。
- 治験って安全ですか?副作用はありませんか?
- 治験薬は事前に生体への安全性を確認し、問題ないと予想されるものだけが使用され、治験実施についても、国の基準に沿い、参加者の方の安全に配慮した綿密な治験実施計画書に基づいて慎重に進められています。
- 健康被害が生じた場合は?
- 治験薬の副作用などにより、何らかの健康被害が生じた場合には、治験薬との因果関係が否定できない場合に限り、治験依頼者(製薬メーカー)から補償を受けることができます。補償の扱いは治験により異なりますので、それぞれの治験説明の際、医師や治験コーディネーターが詳しくお話しします。
- 都合のいい日程で参加ができますか?
- 治験の日程は予め決められております。決められた期間内での選択できる場合は、その日程内で調整していただきます。