「喉が焼けるように痛い」
「唾を飲み込むのも辛い」
急な高熱とともにやってくる扁桃炎の痛みは、日常生活もままならないほど強烈です。
「一刻も早くこの痛みから解放されたい」
「仕事があるので、なんとか早く治したい」
そう願う方のために、この記事では扁桃炎を最短で治すための正しい治療法と、自宅でできる痛みの緩和ケアについて解説します。
自己判断でこじらせて重症化させないためにも、正しい対処法を知って早期回復を目指しましょう。
※この記事は疾患啓発を目的としています。

治験という方法で負担軽減費を受け取りながら、より良い治療の選択肢を見つける方が増えています。
※負担軽減費とは:治験協力者が負担する交通費や時間的拘束などがあるためお金が支給されます。
治験ジャパンでは参加者の皆様に医療費の負担を軽減しながら、最新治療を受ける機会のご提供が可能です。
通院1回につき1万円程度、入院1泊あたり2万円程度が負担軽減費の相場
安心・信頼できるのみ試験を紹介しており、安全に配慮された環境下で行われます。
扁桃炎を最短で治すための鉄則
扁桃炎を早く治すために最も重要なことは、「原因に合わせた適切な治療」と「身体の回復環境を整えること」の2点です。
原因が「ウイルス」か「細菌」かで治療法が違う
扁桃炎には、大きく分けて「ウイルス性」と「細菌性」の2種類があります。
ここを見誤ると、薬が効かずに長引く原因となります(参考:厚生労働省 1)。
- ウイルス性扁桃炎:
- 風邪ウイルスなどが原因。特効薬(抗ウイルス薬)は通常なく、解熱剤などで症状を抑えながら自分の免疫力で治します。
- 細菌性扁桃炎:
- 溶連菌などの細菌が原因。「抗生物質(抗菌薬)」が非常に有効です。
特に、喉の奥に白い膿(白苔)が付着している場合や、高熱が続く場合は細菌性の可能性が疑われます(※ただしウイルス性でも白苔が出ることはあります)。
細菌性の場合、適切な抗生物質を服用することで症状の改善を早めることができます。
「早く治したい」のであれば、まずは耳鼻咽喉科や内科を受診し、原因がどちらなのか診断を受けることが最速の近道です(参考:日本感染症学会 2)。
「安静・保湿・栄養」が回復を早める3大要素
どんなに良い薬を使っても、身体の免疫力が落ちていては薬の効果も半減します。
- 安静: 無理をして動くとウイルスや細菌との戦いが長引きます(参考:関西医科大学附属病院 5)。
- 保湿: 乾燥は喉の粘膜をさらに傷つけます。加湿は必須です。
- 栄養: 痛みで食べられないと体力が落ち、回復が遅れます。
病院で行う扁桃炎の治療法

医療機関では、症状の重さや原因菌の特定検査(迅速検査など)に基づき、以下のような治療が行われます。
薬物療法(抗生物質・解熱鎮痛剤・トラネキサム酸)
細菌性と診断された場合、抗生物質が処方されます。
- 抗生物質:
- 細菌を殺す薬。症状が良くなっても、菌が完全に消えるまで医師の指示通りに飲みきることが重要です。中断すると再発や耐性菌のリスクがあります(参考:厚生労働省 1)。
- 解熱鎮痛剤(NSAIDs、アセトアミノフェンなど):
- 熱を下げ、喉の痛みを和らげます。
- トラネキサム酸:
- 炎症や腫れを抑える薬です。
点滴治療や手術が必要なケース
「痛すぎて水も飲めない」という状態は危険です。
脱水を防ぐために点滴を行ったり、点滴で直接抗生物質を投与したりすることがあります。
また、扁桃の周囲に膿がたまる「扁桃周囲膿瘍」に進行した場合は、切開して膿を出す処置が必要になることもあります(参考:兵庫医科大学病院 4)。
急性扁桃炎を年に何度も繰り返す場合(習慣性扁桃炎)は、扁桃摘出手術が検討されることもあります(参考:大阪労災病院 6)。
辛い痛みを和らげる!自宅でできる治し方とセルフケア
受診前後や、夜間で病院に行けない時に、少しでも辛さを和らげるためのセルフケアを紹介します。
効果的な「うがい」のやり方
喉のウイルスや汚れを洗い流し、口腔内を清潔に保つためにうがいは基本です。
一般的な水やぬるま湯でのうがい、あるいは塩水でのうがいが喉の不快感を和らげると言われることがあります。
医学的な強いエビデンスはありませんが、民間療法として広く行われています。
ポビドンヨード(イソジンなど)は殺菌力が強いですが、組織への刺激になることもあります。
そのため、炎症を抑える「アズレンスルホン酸ナトリウム」配合のうがい薬などを医師や薬剤師に相談して選ぶのも一つの方法です。
喉に優しい食事と水分の摂り方
「飲み込むのが痛い」時は、以下のような工夫で栄養と水分を確保しましょう。
- 避けるもの:
- 熱いもの、辛いもの、酸っぱいもの、硬いもの(せんべい等)。これらは炎症を悪化させる可能性があります(参考:兵庫医科大学病院 4)。
- おすすめの食事:
- 冷たいもの: 刺激の少ないアイスクリーム、ゼリー、冷たいスープなどは、喉への刺激が少なく食べやすい場合があります。
- のど越しの良いもの: お粥、うどん、茶碗蒸し、プリン、ヨーグルト。
- 水分補給: 一気に飲むと痛いので、スプーンで少しずつ、こまめに摂取してください。経口補水液も有効です。
市販薬を活用する場合の選び方
どうしてもすぐに病院に行けない場合は、市販薬(OTC医薬品)を活用しましょう。
- トラネキサム酸配合:
- 「ペラックT錠」や「ハレナース」など、喉の腫れ・炎症を抑える成分が入っているもの。
- 鎮痛剤:
- 「ロキソニン」や「イブ」などの鎮痛剤は、喉の痛みにも効果があります。
ただし、これらはあくまで対症療法です。
数日服用しても改善しない場合は必ず受診してください。
部屋の加湿とマスクの着用
乾燥した空気は扁桃炎の大敵です。
- 加湿器: 湿度は50〜60%を目安に保ちましょう。
- 濡れマスク: 寝ている間の乾燥を防ぐのに非常に効果的です。
扁桃炎はどれくらいで治る?経過と期間の目安
発症から完治までのタイムライン
個人差や原因によりますが、一般的な経過は以下の通りです(参考:厚生労働省 1)。
- 1〜3日目: 高熱(38〜40度)と激しい喉の痛みがピーク。
- 4〜6日目: 適切な治療を行えば、熱が下がり始め、痛みも徐々に和らぐ。
- 7〜10日目: 多くの場合は症状が消失し、完治。
自然治癒する?病院へ行くべき?
軽度のウイルス性であれば自然治癒することもありますが、以下のサインがある場合は「自然治癒を待たずに受診」すべきです。
- 38度以上の高熱が出ている。
- 喉の奥に白い膿(白苔)が見える。
- 水分が摂れず、尿の量が減っている。
- 片側だけ極端に腫れている(扁桃周囲膿瘍の疑い)。
これってうつる?仕事や学校の対応
人にうつさないための対策
扁桃炎の原因となるウイルスや細菌は、飛沫感染や接触感染で他人にうつる可能性があります(特に溶連菌やアデノウイルスなど)(参考:日本感染症学会 2)。
- 家族とタオルや食器を共用しない。
- 咳エチケット、マスク着用を徹底する。
- 手洗いをこまめに行う。
出勤・登校の目安
インフルエンザのような法的な出席停止期間は決まっていませんが、「発熱などの主要な症状が治まってから」が目安です。
無理をして出勤すると治りが遅くなるだけでなく、周囲に感染させるリスクもあります。
医師に相談し、許可が出てから復帰するのが賢明です。

病院で直接治療を受ける以外に、治験に参加するというのもひとつの手段です。日本では扁桃炎の方に向け治験が行われています。
治験ジャパンでも治験協力者を募集しています。例えば過去には東京や神奈川、大阪などの施設で行われた試験もありました。
治験にご参加いただくメリットとして挙げられるのは、主に下記3点です。
最新の治療をいち早く受けられることがある
専門医によるサポート、アドバイスが受けられる
治療費や通院交通費などの負担を軽減する目的で負担軽減費が受け取れる
ご自身の健康に向き合うという意味でも、治験という選択肢を検討してみるのも良いでしょう。実施される試験は全て、安全に配慮された状況下で行われます。
まとめ
扁桃炎は、ただの「喉の風邪」と侮ると、食事も摂れないほどの激痛や高熱に苦しむことになります。
- 細菌性なら抗生物質が不可欠。まずは病院で診断を受けることが早期回復への一番の近道です。
- 受診までは、鎮痛剤やうがい、消化の良い食事で痛みをコントロールし、十分な休息をとってください。
辛い症状ですが、適切な治療とケアを行えば必ず良くなります。
無理をせず、まずは身体を休めることを最優先にしてください。
参考資料・文献一覧
- 厚生労働省「抗微生物薬適正使用の手引き 第三版」 https://amr.jihs.go.jp/pdf/20240725.pdf
- 一般社団法人日本感染症学会「気道感染症の抗菌薬適正使用に関する提言(改訂版)」 https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/2211_teigen.pdf
- 一般社団法人日本口腔・咽頭科学会「扁桃病巣疾患診療の手引き(2019年版)」 http://www.jssp.umin.jp/common/pdf/guide_txt.pdf
- 兵庫医科大学病院「扁桃疾患 | みんなの医療ガイド」 https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/94
- 関西医科大学附属病院「急性扁桃炎・慢性扁桃炎」 https://hp.kmu.ac.jp/hirakata/visit/search/sikkansyousai/d24-026.html
- 大阪労災病院「耳鼻咽喉科・頭頸部外科 慢性扁桃炎」 https://www.osakah.johas.go.jp/section/otorhinolaryngology/oto-page5
