子どものアトピー完全ガイド|年齢別の症状、正しいスキンケアと薬の使い方まで

2025年9月17日

「その湿疹、アトピーかな?」「毎日のお風呂や薬の塗り方はこれで合ってる?」「かゆがる子どもを見るのがつらい…」

そんな不安や心細さを抱える保護者の方は少なくありません。

しかし、子どものアトピー性皮膚炎は、正しい知識と継続的なケアによって症状が軽い状態を維持できる疾患です。

この記事では皮膚科専門医 川島眞医師の監修のもと、年齢別の症状の見分け方から今日から実践できる正しいケア方法、薬の具体的な使い方、学校生活でのコツまで、お子さんのアトピーに関するあらゆる疑問を解消します。

ぜひ参考にしてください。

これって小児アトピー?年齢・部位別の初期症状と見分け方

まずは、お子さんの症状を正しく見分けることが第一歩です。

アトピー性皮膚炎は年齢ごとに特徴的な症状の出やすい場所があり、これを知ることで早期発見・早期治療につながります。

セルフチェックリスト:アトピー性皮膚炎の診断基準とは?

アトピー性皮膚炎の診断は以下の条件を満たすことで行われます(参考:日本皮膚科学会 1)。

必須条件

  • かゆみのある湿疹
  • 特徴的な湿疹の分布と年齢による変化
  • 慢性・反復性の経過(乳児では2ヶ月以上、幼児・学童では6ヶ月以上)

参考所見

  • 家族歴(本人・家族のアレルギー疾患)
  • アレルギー検査での陽性反応
  • 皮膚の乾燥(ドライスキン)

【0〜1歳】乳児期:顔や頭のじゅくじゅくした湿疹が特徴

乳児期のアトピー性皮膚炎は、顔や頭皮を中心に赤くじゅくじゅくとした湿疹が現れるのが特徴です。

典型的な症状の出る場所

  • 頬、額、あご
  • 頭皮、耳の後ろ
  • 首回り

症状の特徴

  • 赤みが強く、水分を含んだようなじゅくじゅくした状態
  • かさぶたができることがある
  • 強いかゆみで顔をこすりたがる

あせもや乳児湿疹との違い

  • あせも:汗をかく部位(首、脇、股など)に小さな赤いブツブツ
  • 乳児湿疹:生後1〜4ヶ月頃の一時的な湿疹、アトピーより早期に改善
  • アトピー:2ヶ月以上続く慢性的な湿疹、かゆみが強い

【2〜10歳】幼児・学童期:ひじ・ひざ裏など関節部分の乾燥した湿疹

幼児期以降は、乳児期とは症状の出る場所と特徴が変わってきます。

典型的な症状の出る場所

  • 肘の内側(肘窩)
  • 膝の裏側(膝窩)
  • 手首、足首
  • 首回り

症状の特徴

  • 乾燥してザラザラした感触
  • 皮膚が厚くなる(苔癬化)
  • 掻き壊しによる傷跡
  • 色素沈着(黒ずみ)

とびひ(伝染性膿痂疹)などとの合併に注意

アトピーの子どもは皮膚のバリア機能が低下しているため、細菌感染による「とびひ」などを起こしやすい傾向にあります(参考:厚生労働省 2)。

黄色いかさぶたや水ぶくれができた場合は、早急に医療機関を受診しましょう。

【11歳〜】思春期・成人期:上半身を中心にゴワゴワした皮膚に

思春期以降は症状の範囲が広がり、上半身を中心とした分布になります(参考:日本皮膚科学会 3)。

典型的な症状の出る場所

  • 顔(特に目の周り、口の周り)
  • 首、胸、背中
  • 手首から肘にかけて

症状の特徴

  • 皮膚が厚くゴワゴワした感触(苔癬化が顕著)
  • 赤みよりも色素沈着が目立つ
  • 細かい鱗屑(かさかさした皮むけ)

皮膚科医が教える正しいスキンケアの全手順

スキンケアは薬物療法と並ぶアトピー治療の基本です。

正しいスキンケアを行うことで、薬の効果を高め、症状の悪化を予防できます。

Step1:洗浄|たっぷりの泡で優しく洗う

基本の洗い方

  • ぬるま湯(38〜40℃)で予洗い
  • 石鹸をよく泡立てる
  • 手のひらで優しく洗う(タオルやスポンジは使わない)
  • しっかりとすすぐ

石鹸・洗浄料の選び方

おすすめの特徴

  • 弱酸性または中性
  • 無香料・無着色
  • 保湿成分配合
  • 泡で出るタイプ(泡立てる手間が省ける)

避けるべき成分

  • アルコール(エタノール)
  • 香料・着色料
  • 防腐剤(パラベンなど)の多いもの

お湯の温度は38〜40℃が目安

熱いお湯は皮脂を必要以上に取り除き、皮膚の乾燥を悪化させます。

やや温度を抑えたぬるま湯で、入浴時間も10〜15分程度に留めましょう。

Step2:拭き方|こすらず「押さえるように」水分をオフ

タオルで強くこすることは厳禁です。

清潔で柔らかいタオルで、軽く押さえるようにして水分を吸い取るようにしてください。

Step3:保湿|お風呂上がり「5分以内」が理想的

入浴後は急速に皮膚の水分が失われます。

お風呂から上がって5分以内に保湿剤を塗ることが効果的とされています(参考:東京都保健医療局 4)。

保湿剤の種類と選び方

ローション(乳液タイプ)

  • 軽いつけ心地
  • 広範囲に塗りやすい
  • 軽症〜中等症に適している

クリーム

  • 保湿力が高い
  • べたつきが少ない
  • 最も使いやすく推奨

軟膏

  • 最も保湿力が高い
  • べたつきがある
  • 重症の乾燥に適している

保湿剤は皮膚に摩擦を与えないよう、優しく置くようにして塗り広げることが重要です。

すり込むような強い刺激は、かゆみを悪化させる原因となるため気を付けましょう。

>>アトピー性皮膚炎の治し方|症状を改善する薬と生活習慣の全知識

ステロイド外用薬などの塗り方・量・やめ方

外用薬は正しい使い方をすることで、最大の効果を得られます。

多くの保護者が不安に思うポイントを、専門医の視点から解消していきます。

塗る量の目安「FTU(フィンガーチップユニット)」とは?

FTUとは、大人の人差し指の先端から第一関節までの長さに出した軟膏の量のことです。

これが「大人の両手のひら」の面積に塗る適量とされています。

部位ごとの必要量(子ども)

  • 顔・首:0.5FTU
  • 腕片側:1 FTU
  • 脚片側:1.5 FTU
  • 胴体前面:2 FTU
  • 胴体背面:2 FTU

正しい量の目安

  • 塗った後、軽くティッシュペーパーが付く程度
  • テカテカして厚塗り感がある状態

ステロイド外用薬への不安を解消するQ&A

副作用は大丈夫?正しい使い方と管理計画

一般的な誤解 「ステロイドは怖い薬」「使うと皮膚が薄くなる」「やめられなくなる」

正しい知識

  • ステロイド外用薬は適切に使用すれば安全な薬
  • 皮膚の萎縮は長期間の強いランクの薬を不適切に使った場合のみ
  • 症状に応じて減量・中止が可能

安全な使用のポイント

  • 医師の指示通りの強さ・量・期間を守る
  • 症状改善後は段階的に減量
  • 定期的な医師のチェックを受ける

プロアクティブ療法とは?症状が良くなっても急にやめない理由

従来は症状が出た時だけ薬を使う「リアクティブ療法」が一般的でしたが、現在は「プロアクティブ療法」が推奨されています。

プロアクティブ療法の考え方

  • 症状が改善した後も、週2〜3回薬を塗り続ける
  • 皮膚の炎症を完全に抑えた状態を維持
  • 再燃を予防し、長期的に薬の使用量を減らせる

その他の治療薬

免疫抑制外用薬(タクロリムス軟膏)

  • ステロイド外用薬とは異なる作用機序
  • 顔や首など薄い皮膚に適している
  • 2歳以上から使用可能

抗ヒスタミン薬(内服)

  • かゆみを和らげる
  • 眠くなる副作用があるため夜間服用が多い
  • 根本治療ではなく対症療法

塗り方の順番は?保湿剤とステロイド外用薬はどっちが先?

基本ルール:薬→保湿剤の順番

  • まず処方された薬(ステロイドなど)を塗る
  • 5〜10分待つ
  • その上から保湿剤を塗る

この順番により、薬の効果を最大化しながら保湿効果も得られます。

ただし医師によって指導が異なる可能性もあるため、受診時に相談すると良いでしょう。

小児アトピーを悪化させないための生活環境チェックリスト

日常生活に潜む悪化因子を見直すことで、薬だけでは得られない改善効果を期待できます。

室内環境:温度・湿度を適切に保つ

理想的な環境

  • 室温:20〜25℃
  • 湿度:50〜60%
  • エアコンの風が直接当たらないよう注意

暑さ対策

  • 汗をかいたらすぐに拭き取る
  • 通気性の良い服装を心がける
  • 扇風機やエアコンで適度に涼しく

衣類・寝具:肌に優しい素材を選び、清潔を保つ

おすすめ素材

  • 綿100%
  • シルク
  • 竹繊維

避けたい素材

  • ウール(チクチクする)
  • 化学繊維(静電気を起こしやすい)
  • 新品の服(糊が付いている場合があるので一度洗濯してから着用)

洗濯のポイント

  • 無香料・無蛍光剤の洗剤を使用
  • 柔軟剤は刺激になることがあるため控えめに
  • すすぎは十分に行う
  • 寝具は週1回以上洗濯

食事:本当に除去は必要?食物アレルギーとの最新の関係

自己判断での食物除去は危険

「卵や牛乳がアトピーを悪化させる」という情報をよく耳にしますが、根拠のない食物除去は栄養不足を招く危険があります(参考:厚生労働省 5)。

正しいアプローチ

  • まず血液検査でアレルゲンの特定
  • 医師の指導のもとで除去試験
  • 改善が見られた場合のみ継続的除去
  • 定期的な再評価

最新の研究で分かってきた「スキンケアによるアレルギー予防」

二重抗原曝露仮説

  • アレルゲンは皮膚から侵入することでアレルギーを引き起こす
  • 口から摂取することで免疫寛容が得られる
  • つまり、スキンケアで皮膚のバリア機能を保つことが重要

これまでの「とにかく除去」から「適切なスキンケア」へと、治療の考え方が大きく変わっています(参考:国立成育医療研究センター 6)。

その他:汗、ダニ、ハウスダスト、ペット、ストレス対策

汗対策

  • 運動後はすぐにシャワーを浴びる
  • 汗拭きシートは無香料のものを選ぶ
  • 吸湿性の良い下着を着用

ダニ・ハウスダスト対策

  • 週2回以上の掃除機がけ
  • 布団を定期的に天日干し
  • 空気清浄機の使用
  • ぬいぐるみは冷凍庫で24時間冷凍後洗濯

ペット対策

  • ペットとの過度な接触を避ける
  • ペットのブラッシングはこまめに
  • ペットの立ち入り禁止区域を作る

ストレス対策

  • 規則正しい生活リズム
  • 十分な睡眠時間の確保
  • 親子でのリラックス時間
  • かゆみ対策(爪を短く切る、ミトンの使用)

学校・保育園・プールなど日常生活での困りごと解決策

集団生活では特有のお悩みが生じます。具体的な解決策をご紹介します。

体育や運動で汗をかいた後のケアはどうする?

学校でできる対策

  • 着替え用の下着を多めに持参
  • 汗拭きシートを持参(無香料のもの)
  • 体育後はすぐに汗を拭き取る
  • 可能であれば軽く水で洗い流す

家庭での事後ケア

  • 帰宅後すぐにシャワーを浴びる
  • 運動後の症状悪化を記録しておく
  • 必要に応じて薬の塗布回数を調整

プールには入れる?入る前後のスキンケア手順

プール参加の判断基準

  • ジュクジュクした傷がない
  • 全身状態が安定している
  • 医師からの許可がある

プール前の準備

  • ワセリンなどの保護剤を塗布
  • 水着は綿素材のものを選ぶ
  • ゴーグルやキャップで刺激を軽減

プール後のケア

  • すぐにシャワーで塩素を洗い流す
  • 優しくタオルで水分を取る
  • すぐに保湿剤を塗布
  • 必要に応じて薬を塗布

かゆみで夜眠れない時の対策

寝室環境の整備

  • 室温を涼しめに設定(20〜22℃)
  • 加湿器で湿度を保つ
  • 寝具は綿素材を選ぶ

かゆみ対策グッズ

  • ミトンや手袋で掻き壊し防止
  • 爪を短く切る
  • 冷却シートやアイスパックで冷やす

就寝前のケア

  • 入浴は就寝2時間前までに
  • 薬は指示通りのタイミングで塗布
  • リラックスできる環境作り

子供のアトピーで病院へ行くタイミングと診療科の選び方

「このくらいで病院に行っていいのかな?」という迷いを持つ保護者は多いですが、早期受診が症状改善の鍵となります。

こんな症状が出たら受診のサイン

緊急度:高(すぐに受診)

  • 全身に広がる急激な悪化
  • 発熱を伴う皮膚症状
  • 黄色い膿や強い悪臭
  • 睡眠を妨げるほどの強いかゆみ

緊急度:中(数日以内に受診)

  • 2週間以上続く皮膚症状
  • 市販薬で改善しない
  • 新しい部位に症状が広がった
  • 日常生活に支障をきたしている

緊急度:低(1〜2週間以内に受診)

  • 軽度の皮膚の乾燥
  • 季節の変わり目の悪化
  • 薬の効果について相談したい

何科に行けばいい?小児科?皮膚科?

まずはかかりつけの小児科や近くの皮膚科への相談を推奨

小児科を選ぶメリット

  • 子どもの成長発達を総合的に診察
  • 他の疾患との関連を判断
  • 予防接種などと同日に診察可能

皮膚科を選ぶメリット

  • 皮膚疾患の専門知識が豊富
  • 最新の治療法について詳しい
  • 重症例の対応経験が豊富

アレルギー専門医がベスト

  • 小児科・皮膚科問わずアレルギー専門医が理想的
  • 食物アレルギーなど他のアレルギーとの関連も診察
  • より専門的な治療計画を提案

医師に伝えるべきことリスト

診察前の準備メモ

【基本情報】
・症状が始まった時期:
・症状の出ている部位:
・かゆみの程度(10段階):
・睡眠への影響:

【経過について】
・症状の変化:
・悪化のきっかけ:
・これまでの治療:

【生活について】
・アレルギーの家族歴:
・使用している石鹸・洗剤:
・最近の環境変化:

【質問したいこと】
・治療方針について
・薬の副作用について
・日常生活の注意点

新たな治療法を試すのも一つの方法

病院で直接治療を受ける以外に、治験に参加するというのもひとつの手段です。

日本ではアトピー性皮膚炎でお悩みの方に向け治験が行われています。

治験ジャパンでも治験協力者を募集しています。

例えば過去には東京や神奈川、大阪などの施設で行われた試験もありました。

治験にご参加いただくメリットとして挙げられるのは、主に下記3点です。

・最新の治療をいち早く受けられる
・専門医によるサポート、アドバイスが受けられる
・治療費や通院交通費などの負担を軽減する目的で負担軽減費が受け取れる

ご自身の健康に向き合うという意味でも、治験という選択肢を検討してみるのも良いでしょう。

実施される試験は全て、安全に配慮された状況下で行われます。

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子どものアトピーに関するよくある質問に皮膚科医 川島眞医師が答える

保護者から頻繁に寄せられる疑問にお答えします。

Q. アトピーは治りますか?年齢とともに良くなる?

A. 多くの子どもは成長とともに症状が軽快する傾向にあります。

改善のポイント

  • 適切な治療を継続すること
  • 生活環境を整えること
  • 皮膚のバリア機能が成長とともに改善すること

Q. アトピーは親からの遺伝ですか?「親のせい」なのでしょうか?

A. 遺伝的要因はありますが、決して「親のせい」ではありません。

正しい理解

  • アトピー素因(なりやすい体質)は遺伝する場合がある
  • しかし、遺伝だけで発症するわけではない
  • 環境因子との複合的な要因で発症
  • 親が気に病む必要は全くありません

重要なのは、遺伝的要因があっても適切なケアで症状の軽い状態を維持できることです。

Q. 悪化させる食べ物、逆に体に良い食べ物はありますか?

A. 個人差が大きく、根拠のない除去食は避けるべきです。

一般的な悪化食品(個人差あり)

  • 卵、牛乳、小麦、大豆
  • チョコレート、ナッツ類
  • 香辛料の強い食品

しかし重要なのは

  • 血液検査での確認が必要
  • 除去による栄養不足のリスク
  • 自己判断での除去は危険

体に良い食品

  • オメガ3脂肪酸(魚類)
  • ビタミンD(きのこ類)
  • プロバイオティクス(発酵食品)
  • ただし、これらも万能薬ではありません

Q. 市販薬を使ってもいいですか?

A. 軽症の場合は使用可能ですが、医師の診察を優先してください。

使用可能な市販薬

  • ワセリン系の保湿剤
  • 弱いステロイド外用薬(短期間のみ)
  • 抗ヒスタミン薬

注意点

  • 症状が改善しない場合は医師に相談
  • 長期使用は避ける
  • 悪化した場合はすぐに中止

医師の診察を受けるべき場合

  • 2週間使用しても改善しない
  • 症状が広がっている
  • 初回発症の場合

Q. アトピー症状の重症度を知る方法はありますか?

A. POEM(Patient Oriented Eczema Measure)という簡易評価法があります。

POEM簡易チェック(過去1週間について) 以下の項目それぞれを0〜4点で評価(0点:なし、1点:1〜2日、2点:3〜4日、3点:5〜6日、4点:毎日)

  • かゆみで夜中に目が覚めましたか?
  • かゆみで朝起きたときに疲れていましたか?
  • 日中にかゆみがありましたか?
  • 皮膚から出血がありましたか?
  • ひび割れがありましたか?
  • 皮がむけましたか?
  • 皮膚が乾燥していましたか?

評価

0〜2点:軽症
3〜7点:軽度〜中等度
8〜16点:中等度〜重症
17〜28点:重症

この評価は医師との相談時にも役立ちます。

まとめ

お子さんのアトピー性皮膚炎について、症状の見分け方から正しいケア方法、生活の注意点まで詳しく解説しました。

重要なポイントを再確認

  • 年齢別の症状分布を理解し、早期発見につなげる
  • 正しいスキンケア(洗浄→保湿)を毎日継続する
  • 薬は適量を正しく使用し、勝手な中断は避ける
  • 生活環境を整え、悪化因子を減らす
  • 学校や集団生活では周囲との連携を大切に
  • 症状の変化を記録し、医師と情報共有する

最も大切なのは、正しい知識を持って根気強くケアを続けることです。

アトピー性皮膚炎は「症状のコントロールが可能な疾患」です。

一人で抱え込まず、かかりつけ医と相談しながら、お子さんに最適な治療法を見つけていきましょう。

症状が改善しない、悪化している、日常生活に支障をきたしている場合は、迷わず医療機関を受診してください。

この記事が保護者の皆様の不安解消と、お子さんの健やかな成長の一助となれば幸いです。

参考資料・サイト一覧
1.日本皮膚科学会 https://qa.dermatol.or.jp/qa1/q03.html
2.厚生労働省 https://allergyportal.jp/knowledge/atopic-dermatitis/
3.日本皮膚科学会 https://qa.dermatol.or.jp/qa1/q03.html
4.東京都保健医療局 https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/allergy/measure/atopic_dermatitis.html
5.厚生労働省 https://allergyportal.jp/knowledge/atopic-dermatitis/
6.国立成育医療研究センター https://www.ncchd.go.jp/press/2023/0410.html

記事監修者情報

記事監修者情報

川島眞の画像
川島 眞(かわしま まこと)
皮膚科専門医・医学博士
東京女子医科大学 名誉教授
Dクリニックグループ代表

日本皮膚科学会認定専門医として、アトピー性皮膚炎など皮膚疾患の診療・研究に長年従事。

本記事では医学的情報の正確性と内容監修を担当。

所属学会:

  • 日本皮膚科学会
  • 日本美容皮膚科学会
  • 日本皮膚アレルギー学会
  • 日本香粧品学会
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