空き時間で何をする?
治験モニターに参加すると、使い道に頭を悩ませることになる「空き時間」。
投薬を受けその後採血などに応じる以外は、ほとんどが「空き時間」となります。
その時間をどう活用すればよいのか?
そこで今回は実際の体験談も引用しながら、治験モニターにおける「空き時間」の活用法について紹介します。
採血と集団生活に対応しよう
ブログ等でいくつかの体験談を拝見したところ共通していたのは、
「採血の回数がかなり多い」ということ。
投薬を受けたその日に10回以上採血があるのは当たり前。
中には25回と書かれているものもありました。
それだけ採血で血を抜かれてしまうと、頭がボ~っとしてしまう人も中にはいるでしょう。
だから「空き時間」にベッドで横になりながら安静にしているのも、悪くないと思います。
採血と並んで重要なのが、集団生活に身を置くことです。
入院試験の場合は相部屋で生活を共にするため、人に迷惑をかける行為は慎まなければいけません。
集団生活といっても参加者同士で世間話をするようなことはあまりなく、
静かに過ごしたい人もいるはずですなので、「空き時間」を使うのが有効です。
読書と勉強がオススメ!
そこでズバリ、「空き時間」にオススメなのが…
「読書」です。(月並みですが)
読書であれば一人で集中することができ、他の人に迷惑をかけることもありません。
治験モニターは大学生の参加比率が高いので「勉強」もおすすめですが、
採血のスケジュールに注意が必要です。
採血の度に読書や勉強を中断する必要がありますが、
集中しているところで採血の時間になると効率が著しく落ちてしまいます。
特に空き時間で勉強をする予定のある場合は、
採血スケジュールに合わせた勉強プランを考える必要があるでしょう。
筆者個人としては勉強よりも読書の方が採血による中断を挟んだ時に切り替えがしやすいので
読書をすすめていますが、集中力を維持できる方であればもちろん勉強もオススメです。
そこで治験に参加する際に持参をオススメしたいのが、電子タブレットです。
いくら読書がオススメといっても、ずーっと活字を追いかけていたらやはり疲れることもありますよね。
タブレットだったら映画やドラマも楽しむこともできるので、
「空き時間」を有効活用する強い味方になってくれるでしょう。
スマホでもできないことではありませんが、入院期間を通して使用するのであれば
使い心地を重視して画面の大きいタブレットを持ち込む方がいいと思います。
医療機関によってはアメニティが充実しており漫画を揃えている施設もありますが、
全巻が30巻を超えるような長編は入院期間中に読破するのは難しいと思います。
時間の問題もありますが他の参加者が同じ作品を読んでいる場合は、
読み終わるまで待つ必要が出てきます。
漫画を持ち込むのもいいですが、それだとがさばって荷物になってしまうので、
ここでもタブレットが非常に役立つと思います。
読書と勉強は年収に影響する
最後に余談として、スキマ時間や空き時間の使い方で年収に差が出るという調査報告を紹介します。
首都圏に暮らす20~69歳のビジネスマン412名を対象に通勤電車での過ごし方を年収別に見たところ…
年収300万円未満の人で新聞を読むと回答した人は5.2%であったのに対し、
年収700万円以上の人では17.8%であったそうです。
引用:スキマ時間の過ごし方―「年収700万円以上は新聞を読む割合が17.8%」
さらにビジネス誌を読むと回答した人は、年収が上がるにつれて多くなる傾向があります。
2009年には日経新聞が、読書量と年収は正比例するという調査結果を報告しています。
それによると、
年収800万円以上の人は月額書籍購入費平均が2,910円、
年収400万円~800万円の人は2,557円、
400万円未満の人は1,914円という報告があがっています。
これらの調査を踏まえると、謝礼金がもらえさらに自己投資の機会にも恵まれる治験はとても費用対効果の高いモニターといえるのではないでしょうか。
是非、治験モニターへの参加を検討する場合は「空き時間」の使い方にも注意を払ってみてはいかがでしょう?