「こめかみがズキンズキンと痛む…」
仕事や家事の手を止めざるを得ない辛い偏頭痛(片頭痛)。
少しでも楽になりたくて、「冷やすべき?それとも温めるべき?」と迷って検索されたのではないでしょうか。
結論からお伝えします。偏頭痛(片頭痛)の痛みは、「冷やす」のが基本的な対処法です(参考:日本頭痛学会 3)。
ただし、冷やす「場所」を間違えたり、温めるべき「緊張型頭痛」なのに冷やしてしまうと、かえって痛みが長引くこともあります。
この記事では、今すぐ痛みを和らげるための正しい冷やし方と、やってはいけないNG行動について、医学的なガイドラインに基づき解説します。
※この記事は疾患啓発を目的としています。

治験という方法で負担軽減費を受け取りながら、より良い治療の選択肢を見つける方が増えています。
※負担軽減費とは:治験協力者が負担する交通費や時間的拘束などがあるためお金が支給されます。
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安心・信頼できるのみ試験を紹介しており、安全に配慮された環境下で行われます。
【結論】ズキンと痛む偏頭痛(片頭痛)は「冷やす」のが効果的
頭痛が起きたとき、それが脈打つような痛みであれば、まずは保冷剤などを準備してください。
冷却は、薬を使わずにできる有効なケアの一つです。
なぜ冷やすと楽になる?医学的な理由
片頭痛の痛みのメカニズムは完全には解明されていません。
ですが、脳の血管が拡張し、血管の周りにある「三叉神経」が刺激されて炎症物質が出ることで痛みが生じると考えられています(参考:日本神経学会 1)。
- 冷やす効果: 拡張した血管を収縮させ、炎症の広がりや痛みの感覚を和らげる効果が期待できます。
- 温める(NG): 血流が良くなりすぎると血管がさらに広がり、ズキンズキンという拍動性の痛みが増す可能性があります。
このため、発作の最中は「血管を広げないようにする」ことが鉄則となります。
今すぐ実践!効果的な「冷やす場所」と「方法」
具体的にどこを冷やせばよいのでしょうか。ポイントは「痛む場所」と「血管」です。
おすすめの冷却ポイント
- こめかみ: ドクンドクンと脈を感じる部分(浅側頭動脈など)を冷やすと、痛みの緩和に役立ちます(参考:日本頭痛学会 3)。
- おでこ(額): 痛みを感じている部分に冷却シートや冷たいタオルを当てます。
- 目の周り: 目の奥が痛む場合は、冷たいタオルを目元に乗せるのも有効です。
⚠️注意:肩こりがひどい時は「首・肩」を冷やしすぎない
片頭痛の方の中には、首や肩の筋肉が張る「緊張型頭痛」を併発しているケースが多くあります(参考:NCNP病院 5)。
首や肩の筋肉がガチガチに凝っている時にその部分を冷やしてしまうと、筋肉の血流が悪くなり、凝りによる頭痛が悪化する恐れがあります。
筋肉の張りが強い場合は、「痛む頭やこめかみは冷やし、凝っている首から下は冷やさない(温かく保つ)」のが無難です。
使えるアイテムと使い方
- 氷枕・保冷剤:
- 直接肌に当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルで巻いて使用してください。
- 冷却ジェルシート:
- 貼ったまま動けるため便利です。劇的な冷却効果はありませんが、気化熱によるひんやり感でリラックス効果が得られます。
- 濡れタオル:
- 冷たい水で絞ったタオルを当てるだけでも、一時的な不快感の軽減になります。
要注意!あなたの頭痛は「冷やす派」?「温める派」?

頭痛には大きく分けて「片頭痛」と「緊張型頭痛」があり、対処法が異なります。
もし判断を間違えると悪化する可能性があるため、ご自身の症状を確認してみましょう。
冷やすべき「片頭痛」の特徴
以下の特徴に当てはまる場合は、冷やすケアが推奨されます(参考:慶應義塾大学病院 4)。
- ズキンズキン、ドクンドクンと脈打つような痛みがある。
- 頭の片側(または両側)が痛む。
- 歩く、階段を昇るなど、日常的な動作で痛みが悪化する。
- 光がまぶしい、音がうるさいと感じる(光・音過敏)。
- 吐き気や嘔吐を伴うことがある。
温めるべき「緊張型頭痛」の特徴
以下の特徴の場合は、血行不良が主な原因であるため、温めて血行を良くするのが一般的です(参考:NCNP病院 5)。冷やすと筋肉が固まり悪化することがあります。
- 頭全体がギューッと締め付けられるような重い痛み。
- 脈打つ感じはない。
- 首や肩のコリがひどい。
- お風呂に入ったり、運動したりすると少し楽になる。
両方持っている(混合型)場合はどうする?
「ズキンズキン痛むけれど、肩も凝っている」という混合型の方もいます。
この場合、ズキンズキンという痛みが強い発作中は、安静にしてこめかみを冷やすことを優先してください。
ただし、首や肩まで冷やさないように注意し、痛みが落ち着いてから肩を温めるなどの工夫が有効です。
偏頭痛の時に「やってはいけない」こと(悪化要因)
片頭痛の発作が起きている最中に、良かれと思って以下の行動をとると、血管の拡張を助長し痛みが強まることがあります。
1. 入浴・サウナ・長時間のシャワー
入浴で体が温まると血管が拡張します。
リラックス効果はありますが、片頭痛の最中においては、痛みがピークに達する恐れがあります(参考:日本頭痛学会 3)。
痛みが強い間は、入浴は控えるか、ぬるめのシャワーを短時間浴びる程度に済ませましょう。
2. 激しいマッサージ
肩こりがあるからといって、片頭痛の発作中に強いマッサージを受けると、血行が促進されすぎて痛みが悪化することがあります。
マッサージは発作が治まっているときに行いましょう。
3. 運動や激しい動き
片頭痛は「動くと痛む」のが診断的な特徴の一つです(参考:日本神経学会 1)。
無理に体を動かさず、できるだけ安静にしていることが回復への近道です。
冷やす以外にも!薬なしでできる偏頭痛の緩和ケア
冷やす以外にも、環境を調整することで痛みを和らげることができます。
暗くて静かな部屋で休む
片頭痛の脳は、光や音に対して過敏になっています。
蛍光灯の光やテレビの音が痛み増強の引き金になることがあります。
部屋のカーテンを閉めて暗くし、静かな環境で横になることが推奨されています(参考:日本頭痛学会 3)。
カフェインを適量摂取する
コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があり、頭痛薬の成分として配合されることもあります(参考:東京医科大学病院 6)。
痛みの予兆を感じたときや、引き始めに一杯飲むと、発作を抑えられることがあります。
ただし、飲み過ぎは逆に頭痛の原因(カフェイン離脱頭痛など)になることもあるため、適量を心がけましょう。

病院で直接治療を受ける以外に、治験に参加するというのもひとつの手段です。日本では偏頭痛(片頭痛)の方に向け治験が行われています。
治験ジャパンでも治験協力者を募集しています。例えば過去には東京や神奈川、大阪などの施設で行われた試験もありました。
治験にご参加いただくメリットとして挙げられるのは、主に下記3点です。
最新の治療をいち早く受けられることがある
専門医によるサポート、アドバイスが受けられる
治療費や通院交通費などの負担を軽減する目的で負担軽減費が受け取れる
ご自身の健康に向き合うという意味でも、治験という選択肢を検討してみるのも良いでしょう。実施される試験は全て、安全に配慮された状況下で行われます。
まとめ
偏頭痛(片頭痛)がつらい時は、以下のポイントを意識してください。
- 基本は冷やす: 拡張した血管を鎮めるために、こめかみやおでこを冷やす。
- 温めるのはNG: 入浴や運動は血管を広げるため、ズキンズキン痛む間は控える。
- 筋肉は冷やしすぎない: 肩こりがある場合は、頭だけ冷やして首・肩の筋肉は冷やさないようにする。
冷やしても痛みが治まらない場合や、痛みの頻度が高く生活に支障がある場合は、市販薬で我慢せずに「頭痛外来」や「脳神経内科」を受診してください。
トリプタン製剤などの専用の治療薬や、適切な予防療法によって、症状をコントロールすることが可能です。
まずは今、保冷剤をタオルで包んで、暗い部屋でゆっくり休んでください。お大事になさってください。
参考資料・文献一覧
- 日本神経学会・日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」 https://www.neurology-jp.org/guidelinem/headache_medical_2021.html
- 厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル 頭痛」 https://www.pmda.go.jp/files/000143566.pdf
- 日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021 患者さん向けガイド」 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
- 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイトKOMPAS「片頭痛の新しい治療」 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/presentation/202112/
- 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)病院「頭痛外来」 https://hsp.ncnp.go.jp/clinical/department.php?@uid=JhZ1WWfDJauIFsNy
- 東京医科大学病院 薬剤部「お薬のしおり No.247 片頭痛について」 https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/yakuzai/data/247.pdf
