今回は治験に参加するのにあたって、「これだけは持っていった方がいい物」について紹介したいと思います。
私が治験に持っていくのを忘れて、「やっちまった」と感じた体験談を紹介します。
持っていくのを忘れて「やっちまった」と感じたもの、一体何だと思いますか?
答えは、「イヤホン」
これ、忘れがちなんですけど、けっこう大事。
治験で入院する時は参加者は個室ではなく、カーテンなどで仕切られた大部屋に寝泊まります。
そのため当然ながら、楽器など音の出る「鳴り物」は持ち込み禁止。
スマホも当たり前ですが、マナーモードでの操作が必須となります。
入院中の時間のつぶし方として当初私が考えていたのは、読書。
本を読むのが好きなのでブログもやっているのですが、「時間があれば記事の更新もしたいな」なんて参加前は思っていたのですが…
実際に治験に参加してみると、予想外のことが起こりまして、
採血の回数が、やたら多い!!!
私は2泊の治験に参加したのですが(ちなみに謝礼金は39,000円)、入院期間中の1日の採血回数は、確かどの日も15回前後ありました。
採血のスケジュールは事前に細かく決められていて、時間になると看護師さんが来て血を抜かれることになるわけですが…
全く集中できない!
読書とか、ブログの執筆とか、そういったある程度集中力を要する作業を入院中にやるのは、避けた方がいいでしょう。
「ノってきたなぁ~」
と思ったら採血の時間になってしまい、作業中断。
そこからもう一度立て直して集中力が戻り始めたと思ったら、次の採血でまた中断…
読書にしてもブログの執筆にしても、この繰り返し。
「ダメだ、効率悪すぎる」
と思って、かねてから興味のあった中田〇彦のYouTube〇学を観ようとしたところ、
「イヤホン忘れたーーーーーーー!!!!!」
となった訳です。
もともと入院期間中に動画を視聴したり音楽を聴いたりするつもりはそれ程なかったので、注意が散漫だったことは確かですが大失敗でした。
治験で入院する場合はのヒマつぶしは映画とか動画とか音楽とか、そんな受動的な娯楽に限ると思います。
「魔の採血」を克服して、勉強などに集中力を維持できる人は、おそらくそうそういないはず。
頻回採血で作業を中断されるだけでなく、血を抜かれるのでだんだん頭がボーっとしてきて、眠くなったりしてきます。
「これほど勉強に不向きな環境はないんじゃないか」ってくらい、私にとって採血のインパクトは強烈でした。
もし、観たい映画とか動画があるのであれば、治験に参加する前に候補をいくつかピックアップしておいて、入院中にまとめて視聴するのがオススメです。
漫画もいいですが、がさばります。
今は電子書籍で読むこともできますが「文字を追う」ので、疲れにくさでいえば圧倒的に動画や映画を推奨します。
持ち込むイヤホンは出来れば、イヤホンジャックのついた有線のイヤホンがおすすめです。
エアポッドのようなワイヤレスイヤホンの場合、長期で入院する際はどうしても充電が必要になります。
治験は複数人が大部屋で共同生活を送るのが基本のため、充電等に使うコンセントの数が限られます。
極力充電を必要としない、イヤホンジャックのついたイヤホンを持ち込む方が、不測の事態が起こった際にも安心できると思います。
コンセントが自由に使えないケースを想定し、急速充電器を持ち込むのもいいでしょう。
とにかく読書や勉強といったアナログ作業は治験入院中は向かないので、スマホやタブレットといった「文明の利器」を存分に活用して
少しでも充実した時間を過ごすことが大切です。
お読みいただき、ありがとうございました。